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バイト

東京都の最低賃金は時給1013円らしい。

諦めきれないことがある。
バイト(年齢的にパートかな?)をする事。
もちろん、バイトをした事はある。
若い頃はずっと、バイトと作品制作の二足の草鞋を履くという、よくあるパターンの生活スタイル+足りない分を親や恋人に依存するという最低な生き方をして来た。

コンビニ店員。カラオケ店スタッフ。スーパー銭湯の食堂スタッフ。子供写真館の事務。スーパーマーケットのレジ。惣菜調理。引越し屋。通行人をカウントするやつ。試食販売。雑貨の販売。洋服の販売。ホームセンターの店員。などなど。
他にもあるけれど、一応、1日以上続いたのはこれくらい。

そう。
バイトが続かなかった。

バイトをしている時間。
一分一秒が、辛くて辛くて、どうしても続けられなかった。
理由なんかなくて、少しづつ少しづつ、喰い千切られて死んで行くような感覚で苦しかった。
でも、頑張りたい。人並みになりたい、自立したいという気持ちはあって、挑戦しては挫折するという繰り返しだった。

時給で働ける人は、その仕事を続けられる人。
たったの一週間、一ヶ月、働いて、心身共に壊れて脱落して、働けない時間が続いて、また立ち直ってしばらく働いて、では暮らしていけない。

私は、一回も、ちゃんと出来なかった。
普通に大変で、疲れて、面倒くさくて、怠くて、でも時々楽しかったり、楽な日があったり。そんな風に、働いてみたいと思い続けて何度も当たって砕けたけど駄目だった。

1番から12番まであるレジの中で、どうして私一人が絶望しているんだろう?酸素が薄くて、もうあと五分でもここにいたら頭がおかしくなってしまうと思いながら8時間をやり過ごして、
いつもいつも地獄みたいだった。

でも、この話をすると相手は口を揃えて、
「自分だってそうだよ。働くのは苦しいこと。でも、頑張ってる。食べて行かなけりゃならないから。」と言う。

本当に、その通りなんだよ!!
働くのが辛いのは私だけじゃない。
みんな同じ。
でも、私は、出来なかった。
努力が足りなかった。
お天道さまの下を歩けるような、人間じゃないと思う。

そんな人間が作るものに、何の価値があるのか。
正直、私は、誰かに寄生して作った時間で作り続けたからそれなりの技術を得ただけで、その時間、真っ当に働いて生活していた人達が私と同じだけの時間を作品に費やせれば私なんかよりずっと素晴らしい物を作れる。(作ることが嫌いじゃなければ。)

私は、ズルをして手に入れた時間で作ってきた。

働けなかった負い目と、作品の価格と、単純な快楽と、いろんなものが滅茶苦茶にに縺れて解けない毛玉みたいな状態。ここまで拗れてると、ここから軌道修正するのは不可能だと思う。

現実的な話をすると、

療育とか、就労支援とか。

もしかしたら、出会えていたら、違ったのかもしれない。

それから、
拗れたオバさんは声を大にして言いたい。

「合わない場所に居続ける事は百害あって一利なし。」

コンビニのレジカウンターの中で絶望感で押しつぶされそうだったり、
教室に入る事を考えるだけで打ちひしがれるなら、
間違いなくそこに居続けない方が良いと思う。

頭と心が壊れる前に、離脱した方がいいと思う。
逃げるんじゃなくて、離脱する。
10年後、20年後の自分のために、
明日の事や来週の事は一先ず置いておいて、離脱する。
それから、似たような場所には戻らないで、専門機関に助けを求める。

自分が出来なかった事を偉そうに書いてしまった。
でも、もしも娘が「ここに居続けるのは苦し過ぎる。理由はわからないけど。」って言うなら、「石の上にも三年」とか、言えないと思う。
多分。








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by yokoshida2020 | 2021-04-01 00:02 | 雑文 | Comments(0)

日々、密やかに、ぬいぐるみを作っています。


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